社会人として仕事にも慣れ、気持ちのゆとりができてくると、何か新しいことにチャレンジしたい!と考える人も多いのではないでしょうか。 社会人に人気の習い事はたくさんありますが、中でも「定番人気!」と言えるのが英語学習です。 しかし社会人になってからの新たな挑戦には色々とハードルも多く、「始めてはみたものの途中で挫折してしまった」という声もよく聞かれます。 この記事では、社会人が英語学習を続けられない理由と、その解決策を提案していきます。
この記事を書いた人

・世界で活躍する日本人を増やし、元気な日本を取り戻したいと考え「朝EIGO」を開始。 ・日英の言語交換サロン朝EIGO、英語コーチを探せる英語コーチサーチを運営中。 ・サンフランシスコに10ヶ月留学→新卒で楽天入社→現在はベンチャーで修行中。 ・TOEIC910点。
目次
社会人が英語学習する目的・メリット
社会人が改めて英語の学習をする目的やメリットは色々ありますが、主に下記の3つが大きなモチベーションに繋がっています。
キャリアアップ・年収アップにつながる
キャリアアップ・年収アップは社会人が英語を学ぶ1番のメリットです。 グローバル化が進み、日本でも多くの企業が当たり前のように実務レベルで英語を使うようになりました。 楽天、ファーストリテイリング、アサヒビールなどの大企業を先駆けとし、英語を社内公用語とする企業も年々増加しています。 楽天の様にそもそも入社の段階でTOEIC800点以上など英語力が求められているケースも増えています。 英語が喋れる様になれば、海外駐在など手当が上がるケースもありますし、そこから昇格のチャンスも広がります。 また副業でも英語が喋れる様になると、選択の幅が広がります。 実際にクラウドワークスでは、英語力がある人限定の、輸入代行の案件や英語系のSNSアカウント運用の案件などもございます。 このように英語を学ぶことによって自分できる仕事が増えれば、キャリアアップ・年収アップにつながります。 また将来的に転職等を考える場合にも、ここで実績を作れば、挑戦できる業種・職種の幅が広がり自分の希望する転職先を見つけやすくなるでしょう。
自分自身の視野が広がる
次に考えられるメリットは、英語を学習することによって学習者自身の視野が広がるという点です。 英語を母語とするのは3億8000万人ほどですが、英語話者は世界に11億人以上いると言われています。 英語を使えるようになるということは、11億人以上の人と不自由なくコミニケーションが取れる様になるということです。 自分とは全く違った文化・価値観の中で育ってきた人々がほとんどなので、視野の広がり方は日本人だけと話す時よりも広がります。 例えばUberの様に海外では当たり前の様に使われているサービスなども、日本に輸入し改良をすることで成功を収めるなど、世界的な視野を持つだけで、今日本にはなかったビジネスチャンスを掴めます。 特にTech Crunchなど海外で注目され始めている、テクノロジー系のビジネスサイトなどを原文のまま読めることは、スピード感が重要であるビジネスの世界では重宝されます。 これは英語学習から得られる大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
仕事だけでなくプライベートにもプラスになる
英語を使えるようになると、仕事だけでなくプライベートでも様々なメリットがあります。 例えば洋画を吹き替えや字幕なしで観られるようになること。 吹き替えや字幕ももちろん悪くはありませんが、英語独特の言い回しやリズム感などをそのまま理解できるようになれば、洋画を観る楽しみも一段と深いものになります。 あるいは海外旅行先でのコミュニケーションに不自由を感じないですむこと。 たとえ旅行先が英語を公用語とする国ではなかったとしても、機内サービスやホテルのチェックイン、レストランでの注文などの場面で、基本的な英語が役に立つことは多くあります。 現地で出会った人々と英語で会話をして意気投合!ということもあるかもしれません。
社会人が英語学習を継続できない理由
先述の通り、社会人が英語を学習するメリットはたくさんありますが、「わかってはいるけど続かない」という人も多いのではないでしょうか。 ここでは社会人が英語学習を継続できない理由について、詳しく考えてみたいと思います。(それぞれの対策は後述します。)
時間がない
社会人になってから新しいことにチャレンジする場合、そのための時間を確保することが大きな課題のひとつと言えるでしょう。
毎日の勤務時間はもちろんのこと、残業や飲み会など、就業時間外に予定が入ることも少なくありません。
休日にはリフレッシュすることも大切ですし、一人暮らしをしている場合は家のこともやらなければいけません。
学生の頃のように「勉強だけしていれば褒められる」というわけにはいかないので、忙しい毎日の中、ついつい後回しになってしまい英語学習が続けられないという人は多いようです。
モチベーションの低下
次に考えられるのが、英語学習に対するモチベーションが維持できず途中で挫折してしまうケースです。
社会人になり、新入社員と言われる時期を過ぎると、任される仕事の量も増えてきてその分だけプレッシャーも感じるようになります。
時にはミスをして、上司に叱られて気持ちが沈んでしまう時や残業続きで疲れが溜まって、何もやる気が起きない時だってあるかもしれません。
そういった中で、モチベーションを高く保ちながら勉強を続けていくということは決して容易ではありません。
少しずつフェードアウトしてしまい、気づけば英語のテキストは埃をかぶっている、というのも珍しくないことでしょう。
アウトプットする機会の不足
もうひとつ、社会人が英語学習を継続できない理由として考えられるのが、学習したことをアウトプットする機会の少なさです。
新しいことを学習する時、まずはインプットすることが中心です。
しかしある程度のインプットが蓄積されてくると、今度はそれをアウトプット(実践)することが重要になってきます。
アウトプットすることによって、学習者は今の自分のレベルを知ることができ、次に取り組むべき課題が見えてくるのです。
忙しい中がんばって勉強し英語を覚えても、実際に使ってみる機会がないのでは「自分はどのくらい上達したのか?」「自分の英語は本当に通じるのか?」など、学習の成果を確かめることができません。
その結果、先に述べたようにモチベーションの低下につながり、学習の継続が難しくなってしまうのです。
それぞれの理由に対してのおすすめの勉強法
それでは、上に挙げたような英語学習を継続できない理由に対して、どのような勉強法が効果的なのでしょうか。
自分のルーティンを確立する
時間がなくて学習を継続することが難しいと感じる場合は、日々の生活の中にルーティーンとして英語学習を組み込んでしまうことが大切です。 例えば「起床後の15分」や「朝のコーヒーを飲みながら20分」、あるいは「通勤電車に乗っている時間」など、短い時間でも良いので英語学習の時間を設定します。 そしてそれをまずは1週間、次は1ヶ月というふうに、カレンダーに印をつけながら続けていきます。 最初は億劫だと感じるかもしれませんが、歯磨きの様に習慣化すると無意識でもその時間を確保し、モチベーションに関係なく続けることが可能です。 「面倒だけど、やらないとなんだか気持ち悪い」と感じられるようになれば勝ちです。 ポイントは、1度に長時間やろうとせず、小さな習慣の積み重ねをしていくことで、 「単語の暗記」「リスニング教材を聞く」「文章を作ってみる」など、曜日ごとに学習内容を決めて実践してみるのもおすすめです。
具体的な目標を設定する
モチベーションの低下により英語学習が継続できなかったという人におすすめしたいのは、具体的な目標の設定です。 ただ「英語が話せるようになりたい」とか「英語を使ってキャリアアップしたい」という漠然とした目標ではなく、もっと細かく、また、中期(半年程度)、短期(1ヶ月程度)、超短期(1日〜1週間)の3つに分けて目標を立てます。 例えば
中期の目標
・半年後に実施されるTOEICテストで600点をとる
短期の目標
・リスニング教材を毎日10分ずつ聞く
・200語程度のエッセイを書いてみる
超短期の目標
・新しい単語を10個覚える
・5文型それぞれの文章を作ってみる
どというイメージです。 より具体的かつ実現可能な目標を立てることで次にやるべきことが見えやすくなり、モチベーションの維持が可能になります
自分の身近にある英語を意識する
学んだ英語をアウトプットする機会が少ないと感じている場合、最もおすすめしたいのは実際に海外に行ってみることです。 ただ費用面や仕事のスケジュールの問題、また社会情勢なども関係してくるため、なかなかすぐに実現とはいかないことも多いでしょう。 その場合、ランゲージエクスチェンジなどのサービスを利用して、英語で会話をしてみるというのもひとつの手です。 またSNS上で英語で発信する、他の英語話者とやりとりをする、というのも気軽にトライできる英語の実践方法です。 そのほか、 ・スマホやパソコンなど身の周りにあるデバイスを英語設定に変えて使ってみる。→視覚から英語を取り入れる ・お気に入りの洋画を字幕なしで再生し、好きな場面のセリフを聞きながら書き起こしてみる。→リスニングの強化,文法やスペリングの確認 ・好きな洋楽の歌詞を声に出して歌ってみる。→リスニングと発音の強化 などもおすすめです。 どれも簡単にできることばかりですが、自分の身の周りにあるちょっとしたことを「英語にしてみる」「英語でやってみる」=『アウトプットする』ことが、学んだ英語をしっかりと自分のものにするための大切なステップとなります。
本気で継続するなら英語コーチング
ここまでに述べた英語学習が継続できないという悩みを一挙に解決してくれるのが、英語コーチングです。 英語コーチングとは、いわば英語のパーソナルトレーニング。 あなた専属のコーチが、目的やレベルに合わせて確実に英語を習得していくためのサポートをしてくれるサービスです。 忙しい中でも継続できるスケジュールの作成から、具体的な目標の設定、学習の成果を確認するためのアウトプットまで全て管理してくれますので、これまでつい途中で挫折してしまっていた人でも、しっかりと結果を出すことができます。 以下、おすすめの英語コーチングをご紹介しますのでぜひご自分に合ったサービスの利用を検討してみてください。
低予算で始めたいなら!ミライズ英会話

公式サイト | https://eikaiwa.merise.asia/coaching |
運営会社 | MeRISE株式会社 |
入会金 | 33,000円(税込) |
プラン/料金 | コーチングプラン3ヶ月 77,000円/月 |
対応分野 | 英会話 |
レッスン形式 | オンライン形式 |
1日の学習時間 | 1.5時間 |
講師の担当制度 | 日本語ネイティブ講師、外国人講師 |
スクールの所在地 | 無し(オンラインのみ) |
ミライズ英会話のおすすめポイント
ミライズのおすすめポイントはなんといってもリーズナブルな料金設定です。 英語コーチングは一人ひとりに専任のコンサルタントやコーチがついてくれるサービスなのでどうしてもコストがかかってしまいます。 その点ミライズなら月額77,000円で、日本人講師とフィリピン人講師によるきめ細やかなサポートを受けることが可能です。 コーチングを受けてみたいけれど費用面がネックでなかなか始められなかった、という人にもおすすめしたいコーチングサービスです。
ビジネスパーソン向け!RIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)

公式サイト | https://eikaiwa.merise.asia/coaching |
運営会社 | RIZAP ENGLISH株式会社 |
入会金 | 55,000円(税込) |
プラン/料金 | ①英会話コース 16回 437,800円(税込)24 回 580,800円(税込) ②TOEIC® L&Rスコアアップコース 16回 437,800円(税込)24回 580,800円 |
対応分野 | 英会話、TOEIC、VERSANT |
レッスン形式 | スクール形式、オンライン形式 |
1日の学習時間 | 3時間以上 |
講師の担当制度 | 日本語ネイティブ講師のみ *Camblyで英語ネイティブとの会話も可能 |
スクールの所在地 | 銀座、渋谷、池袋、新橋、新宿、オンライン |
RAIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)のおすすめポイント
減量プログラムにおいて日本一の実績を誇る、RIZAPが提供する英語コーチングサービスです。 英語でのコミュニケーション力の向上を目指す英会話コースと、TOEICのスコアアップに特化したTOEICコースの2種類から選択できます。 TOEICコースにはスコアアップ保証制度もありますので、確実に結果を出せるまで、しっかりフォローしてもらうことが可能です。 利用者の8割近くがビジネスパーソンというだけあって、スマホからアクセスできるデジタル教材の提供や、LINEでいつでも講師に相談ができるシステムなど、忙しいビジネスパーソンに嬉しいサポートが充実しています。 通勤時間などの隙間時間も有効活用しながら勉強をすすめたい人におすすめです。
オンラインで完結したい人に!スパルタ英会話

公式サイト | https://spartan-english.jp/ |
運営会社 | 株式会社スパルタ英会話 |
入会金 | 55,000円(税込) |
プラン/料金 | ① 2ヶ月プラン 通学&オンライン 382,800円 オンラインのみ 344,520円 ② 3ヶ月プラン 通学&オンライン 539,000円 オンラインのみ 485,100円 ③ 4ヶ月プラン 通学&オンライン 674,000円 オンラインのみ 551,455円 |
対応分野 | 英会話、ビジネス英会話、各種試験、英語学習全般 |
レッスン形式 | スクール形式、オンライン形式 |
1日の学習時間 | 3時間以上 |
講師の担当制度 | 英語ネイティブ講師、日本語ネイティブ講師 |
スクールの所在地 | 新宿御苑 |
スパルタ英会話のおすすめポイント
スパルタ英会話では、日本人コンサルタントのサポートを受けながら、ネイティブ講師とのレッスンでしっかりと生きた英語を学ぶことができます。 留学並みの会話量を経験できるよう、毎日最大10時間受講可能なグループレッスンが設定されていることも大きな魅力です。 またオンライン受講のみの場合は料金が割安になるため、オンラインのみで完結したい!という人には特におすすめです。
英語学習を極めたいならここ!TORAIZ(トライズ)

公式サイト | https://toraiz.jp/ |
運営会社 | トライオン株式会社 |
入会金 | 55,000円(税込) |
プラン/料金 | ① 英語コーチング本科6ヶ月 607,300円→552,091円 ② ビジネス上級英語コース3ヶ月 614,900円→499,000円 ③ 英語初心者コース 3ヶ月 614,900円→499,000円 ④ TOEIC®︎対策プログラム 2ヶ月 437,580円→306,890円 ⑤ 英語プレゼン/学会発表コース 3ヶ月 614,900円→499,000円 ⑥ 実践ファシリテーションコース 3ヶ月 614,900円→299,900円 *いずれも分割払い可 |
対応分野 | TOEIC、英会話、ビジネス英会話、プレゼンテーション |
レッスン形式 | スクール形式、オンライン形式 |
1日の学習時間 | 3時間程度 |
講師の担当制度 | 英語ネイティブ講師、日本語ネイティブ講師 |
スクールの所在地 | 六本木、丸の内、新宿南口、銀座、横浜西口、大阪梅田、名古屋 |
トライズのおすすめポイント
トライズの特徴は、目的別に細かく分けられたコース設定です。 経験豊富な日本人コンサルタントが受講者のニーズをきっちりと把握し、目的達成まで徹底的にサポートしてくれます。 週3回、ネイティブ講師とたっぷり会話の実践をできるのもトライズの魅力のひとつで、受講生には世界で活躍するトップアスリートもたくさんいます。 返金保証制度やVERSANT47点までのスコアアップ保証制度なども用意されていますので、英語学習を極めたい!という人にぴったりのコーチングサービスです。 期間限定キャンペーン価格の適用もありますので、気になる人は早めにチェックしてみましょう
忙しい人にぴったり!ENGLISH COMPANY(イングリッシュカンパニー)

公式サイト | https://englishcompany.jp/ |
運営会社 | 株式会社スタディーハッカー |
入会金 | 55,000円(税込) |
プラン/料金 | ①3ヶ月コース(週2回)561,000円 ② 6ヶ月コース(週1回)679,800円 *上記の他、少人数制セミパーソナルコースも有り。 |
対応分野 | TOEIC、英会話、ビジネス英会話、プレゼンテーション |
レッスン形式 | スクール形式、オンライン形式 |
1日の学習時間 | 90分 *セミパーソナルコースは120分 |
講師の担当制度 | 日本語ネイティブ講師 |
スクールの所在地 | 新宿、銀座、神田、梅田、神戸、四条烏丸 |
ENGLISH COMPANYのおすすめポイント
ENGLISH COMPANYの最大の特徴は、短時間で効率的に学べる「高密度学習」です。 英語コーチングサービスの多くは1日3時間程度の自宅学習を継続することを推奨していますが、ENGLISH COMPANYでは1日60〜90分程度の学習でもしっかりと成果の出る独自の学習方法を提案しています。 講師陣は皆、言語学やその周辺領域の学位を持つ「言語習得の専門家」。 第二言語習得研究と、行動科学の知見に基づき、忙しい人でも無理なく学習が続けられる具体的なトレーニングメニューを設計してくれます。 なるべく時間をかけずに英語を習得したい!という人におすすめしたいコーチングサービスです。
まとめ
社会人として働きながら英語学習をし、かつ継続していくことは決して簡単なことではありません。 しかし、自分に合った学習方法を見つけて目標を達成できれば、大きな自信につながります。 まずは学習の目的やこれまで継続できなかった理由を改めて見直し、どの部分を強化するべきかを具体的に把握することが重要です。 自分に合った英語コーチングサービスを利用することで、より効率的に、継続しやすい英語学習法を身につけることができるでしょう。
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